Le Petit Prince et B612

君の好きなとこ

平井堅





思いが募るほどに　直接顔見ては言えない
君の好きなところなんて　数えきれないほどあるのに

愈是想著妳 就愈無法看著妳說
明明喜歡妳的地方 多得數也數不清


いざ目の前にすると　何も言えなくなってしまう
会えない日に積み重ねた　願いも　迷いも　ため息も

但只要事情來到眼前 我就變得一句話也不會說
無法相見的日子不斷堆積
連心願 迷惘 和嘆息 也跟著堆積


ほら　今　この気持ち　君に言ってみたら
困った顔するかな?　その逆ならいいな

妳看 如果 此刻 我把這份心情對妳說
妳會露出困擾的表情嗎? 但願是相反的


照れた笑顔　すねた横顔　ぐしゃぐしゃ泣き顔
長いまつげ　耳のかたち　切りすぎた前髪

害羞的笑容 鬧彆扭的側臉 哭得一塌糊塗的表情
長長的睫毛 耳朵的形狀 剪得太短的瀏海


君の好きなとこなら　星の数ほどあるのに
一つも言葉に出来なくて

明明喜歡妳的地方 像星星那麼多
卻連一個都說不出口


恋をすればするほど　駆け引きはうまくはなるけど
この胸のムズがゆさに　いつもギリギリ手が届かない

戀愛愈談愈深 策略就會愈來愈順利
但心頭這騷癢難耐 卻總叫我束手無策


困った顔　見たくて　いじわる言ってみる
ほんとは　全てが　可愛くてしょうがないくせに

因為想看妳困惑的表情 我故意說了捉弄妳的話
其實 妳的一切 明明都是那麼可愛地讓我受不了


片方だけできるエクボ　朝のかすれた声
唇の色　髪の匂い　抱きしめた温度

只有一邊的酒窩 早上的破鑼嗓音
唇色 髮香 擁抱的體溫


君の好きなとこなら　誰よりも知ってるのに
なぜ伝えられないのだろう?

明明我比誰都知道 妳那令人喜歡的地方
為什麼就是說不出口呢?


お腹が空くと　機嫌が悪くなって黙りこむ
酔うとすぐ寝るくせに　帰りたくないとすねる

肚子餓了就心情不好而沈默
喝醉了就立刻睡著 還會耍賴說不想回家


君の嫌なところも　そりゃ少しはあるけれど
会えばいつも許してしまう

不喜歡妳的地方 當然也多少有一點啦
但只要見到妳 就通通都不在乎了


ホッとした顔　笑ったときに八の字になる眉
皮肉やなのに　意外と人情ものに弱い

安心的表情 笑的時候有八字眉
明明愛虧別人 卻又意外地是個耳根子軟的人


君の好きなとこなら　世界中の誰よりも
知ってる僕が嬉しくて

我很高興
我是這個世界上最懂妳可愛地方的人


ほら今　君が笑うから

妳看 現在妳笑了


なぜだろう　言葉に出来なくて

可是為什麼 我還是說不出口…